人が交わる力を信じている――だからこそチームと共に成長し続け、高みを目指す

執行役員、事業本部長

2013年にサイバードに入社した富田 靖広。アイドルをIPとした女性向け恋愛ゲームのヒット作をプロデューサーとして生み出すも、更なるチャレンジを求めて転職をしました。そして、2020年に再度サイバードへジョイン。現在は執行役員として新規事業展開を進める富田が、仕事への想い、そして目指すサイバードの未来像を語ります。

チームでエンタテインメントを作り上げることの楽しさと喜び

▲「いままでも挑戦、これからも挑戦」の気持ちを大切にしている富田 靖広

社会人1社目の会社はアミューズメント施設の企画や運営、ゲーム事業等、エンタテインメントを軸とした会社でした。元々音楽が好きだったこともあり、入社後まずは、カラオケの事業に携わりました。楽曲編成みたいな枠があって、音楽に携わりながらお金が頂けるのであれば、こんなに楽しいことはないなと思ったものです。そしてもう一つ感じたのが、「何かを好きな人たち」が醸し出す、職場の雰囲気の良さでした。

富田「エンタテインメントを業にしている会社だからというのもあったと思いますが、何かしらを凄く好きという人が多くて、そういう人たちが醸し出す職場の雰囲気がとても居心地が良かった。そこから段々と、エンタテインメント業界って、心地良いなと思うようになっていきましたね」

その後、音楽からは離れて、当時流行ってきていたソーシャルゲームのディレクターを任されることとなりました。そのことが、仕事に対する考え方を大きく変えることとなりました。音楽にどっぷり浸かっていた時は、基本、個人行動が多かったですが、ゲーム事業に携わるようになり、チームで仕事を進めていくことの楽しさを知ったのです。

富田「ゲームはチームで作り上げる。プロダクトを1年とか走らせる中で、プロセスは大変です。辛いタイミングも絶対ある。それは、もちろん苦しいですが、ゴールにたどり着いた時、振り返るとみんな大体笑うんですよね。一緒に苦しい時を乗り越えた仲間でしか共感できないところ。そういう部分で共感できるチームで作り上げることの喜びを知りました」

また、様々なメンバーがいるチームで仕事を進めていくことで、プロダクトが出来上がった時に、メンバーに対して成長したなと思える瞬間も嬉しいものです。自分が全てを出来るとは思ってはいません。仕事は「餅は餅屋に」と考えています。だからこそ、メンバー、そして自身の成長がチームの成長となり、成長の先には更に大きいことを目指せると考えているのです。

富田「結局、人が好きなんですね。そして、一人ひとりが持つ可能性と、それが集まった時に生まれる力を信じています」

外に出てみて再認識したサイバードの魅力

▲趣味の音楽。バンド活動も

1度はサイバードを離れた富田ですが、再度戻ってこようと決意した理由、それは、「一緒に働きたい仲間」がいるからでした。

富田「これまで大小様々な会社で仕事をしてきましたが、愛のDNAっていうのかな(笑)。サイバードで働く皆さん一人ひとりが、愛を持ってるなって強く感じます。企業理念のバリューでもサイバードは愛を掲げていますが、本当に大事なことだと思うんです」

富田がいう「愛」は仕事への愛、パートナーへの愛、仲間への愛など、関わる全てのものに向けられています。そして、その愛は時に感謝であったり、リスペクトであったりもするのです。チームとして進んで行くのがサイバードスタイル。だからこそ、共に働く人たちを大切にする気持ちが欠かせないのです。

そしてもう一つ、挑戦させてくれる風土です。土壌みたいなものを会社が用意していたり、上司がアドバイスをしてくれたり、基本、挑戦していくような風土醸成がされています。イコール、個の可能性を信じている、許容する度量があるのではと思っています。

富田「挑戦の風土は戻ってきても変わっていないと感じました。自分は前向きな人と一緒に仕事をしたい。一緒にいて自分も成長したいと思うし。だから、挑戦の風土は大事です。ただ、自発的に挑戦をする人は、サイバードに戻ってくる前の方が多かったかもしれません。そういうところを変えていくのも、自分の仕事だとは思っています」

成長は誰かがさせてくれるものではない――自らが目指したいゴールを定める

▲もう10年以上使っている自己分析ノート

年齢に併せて目標を立てて、いつまでも成長していくという意識を持つようにしている富田。人としてこうなっている、状態としてはこうなっている、という自らが決めるゴールをノートに書き留めるようにしています。

富田「仕事、そしてプライベートにおいても具体的なゴールを設定しています。そのゴールを目指すことによって成長するし、それによって世の中や周りの方にも良いものを提供できるのではないかと思っています」

この習慣が始まったのは1社目から転職しようと思った時でした。今までその会社から外に出たこともなかったので、転職を考えはしたものの、怖かったし迷いもありました。そんな時に、先輩に薦められた本に書かれていた手法を思い出し、書いていったのです。そうすると、なるほど、たしかにそうだったなと、いいことだけではなく、弱いことも明文化されるようになり、自分で客観的に自分も見つめることができたのです。

富田「凄く赤裸々に書いているので、このノートだけは落とせないです(笑)。まだ実現できていないものもありますが、内容としては、何歳になったら年収はこれくらいで、とかが具体的に書いてあります。今の所、最後は50歳まで書いてあって、そろそろ60代を追記しようかなと(笑)」

このノートは自分の過去を辿っていって、自分と向き合うようなもの。

今、自分の過去を振り返ってみて、改めて若い人たちに伝えたいこともあります。それは若い時にはがむしゃらに仕事に取り組んで欲しいということです。

富田「よくある言葉ですが、若い時に苦労しろというのは本当にそうだなと。自分が社会人生活を始めた時は毎日きつかったけど、それがなかったら今ここにいないだろうし、宝だなと思っています。体力があるうちに、辛いこと、厳しい状況を乗り越えてほしい。その経験は、30代、40代で非常に大事な宝物になるはずです」

そのためにはマネジメントは、困っている人がいれば助けてあげる、フォローしてあげることも必要で、視野の広さや率先して自分が動くこと、また、その時のスピードというのはとても意識しています。それがリーダーのあるべき姿だと思っています。

情熱の輪を大きくしていく――目指すのは時代をリードする存在

▲女性向け恋愛ゲームプロデューサー時代には受賞歴も

執行役員として会社を牽引してく責も持つ現在、事業管掌としてまずは新しい事業軸を創ることを自らのミッションとしています。

目指したいのは創業の頃のサイバードです。当時のサイバードは、「モバイルの雄」と言われていた時代です。

富田「市場から注目されることが必要。注目されれば、社内の人たちもモチベーションが上がるし、そういう会社は外部からも色々な話しがたくさん舞い込んできます。当時はモバイルインターネットの黎明期で、これからモバイルがくるってところにサイバードが切り込んでいってて、時代の最先端をいく、というのがありました。私たちの事業は新規のテクノロジーとは切り離せないし、今またその時代の変革期にいます。だからこそ、それをチャンスと取って、その波に乗れるようにしていかねばと思います」

変化の波に乗ることはたやすいことではありませんが、一人では出来ないことも、社内外の様々な人と関わることで実現できるはず。だからこそ、沢山の人と交わっていきたいと思うのです。

富田「そういう人の輪を小さなところからでも作って、その輪をどんどん大きくしていきたい。そして会社という輪が大きくなっていけば、自分自身も嬉しいです」

サイバードがビジョンに掲げる「響き合う情熱を、重ね続ける」。富田はこれからも先頭に立って、たくさんの情熱が響き合う瞬間を一つでも多く、生み出していきます。

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