経験すること全てに価値がある――だからこそ変化をポジティブに受入れ学び続けたい

プロデューサー、データアナリスト

現在、ゲーム事業本部 海外事業部 でプロデューサーを務めつつ、データアナリストの肩書も持つ宮崎 友輔。サイバードに新卒入社してからの17年間を振り返り、さまざまなプロジェクト、領域での経験や、働くうえでのこだわりについて語ります。

新たな環境に身を置くことが自らを高め、次なる成長の機会を生み出す

▲社内では「教授」と呼ばれることもある宮崎

社会に出たらビジネスをやるのだから、学生時代からビジネスに関することを学んでおこうと思い、大学では経営とマーケティングを勉強していました。その流れで、就職活動中はマーケティングに強そうな会社をに行きたいと思い、会社探しをしていました。最初のころは広告関連の会社やメーカーなどに応募していましたが、就職活動を進めていく中で、もう少し広い範囲で会社を見るようになっていったのです。

宮崎「マーケティングを掘り下げて考えてみると、自分が関与して影響を及ぼすことができそう、若手でも活躍できそう、成長できそうって会社もあるなと思って。そういう所に重点を置いて探すようになりしました。そこでサイバードを知ることとなったのです。当時はまだインターネット業界はあまり目立っていなかったのですが、面白そうな業界だなと思い応募してみました。」

マーケティングに興味があったので、入社後はBtoBでマーケティングソリューションを提供する部門に行きたいと希望していたのですが、配属が決まった先は、モバイルコンテンツの企画・運用をする部門でした。

宮崎「当時、パワーポイントに触れたこともなかったのに、いきなり画面遷移図を描いたりして(笑)。結果的に15ほどのサービスを担当しました。版元さんとの協業サービスも担当したので、そういったビジネスモデルを体験できたのは面白かったですね」

所属部門での業務はもちろん、社内で発足したワーキンググループ等にも積極的に顔を出すようにもなっていきました。当時はまだ創業10年にも満たない若い会社だったサイバード。自身が影響与えられそうな余地がまだまだありそうだと思ったからです。

そうやって社内での活動の場を増やして行ったことがきっかけとなり、コンテンツ部門からマーケティング部門へ異動することとなりました。

社内異動を重ね、コンテンツからマーケティング、データ分析など幅広い領域を経験してきた宮崎ですが、新しく職に就くたびに、知識を吸収してきました。

宮崎「マーケティング部門に異動したとき、技術寄りの知識が必要になり必死に勉強しました。その後チームメンバーと技術的な話ができるようになり、すそ野が広がったと思います。このとき得た知識は今でも役立っています。

データ分析チームに異動したときには、社内で初めての分析チームとしてメンバー編成されたのですが、それぞれが得意な分野を教え合うようなことをしたり、担当案件がたくさんあったので、それぞれ担当しているテーマをチームメンバーのみんなで話し合ったりしてました。お互い勉強になりましたね」

知らないことを担当することは自分の伸びしろだといい、常日頃から勉強することを怠りません。それが、今の自分自身を作り上げ、新たな経験をする機会を生み出すことにも繋がることを実感しているからです。

宮崎「これまでやってきたこと、もちろん全てが成功ではなく失敗も多かったですが、それも大事な経験だと思います」

経験してきたことを活かすか否かは、物事の捉え方次第

▲Google社と共著した出版書ではゲームのデータ基盤と分析事例の章を担当

今現在、プロデューサーとしてチームをまとめている宮崎ですが、プロデューサーとして責務を果たして行く中で、2つのことが自身の礎になっています。

1つはこれまでにさまざまな部門、領域で経験してきたことです。材料や経験が増えたことによってだんだんと武器が増えてきて、それらが今現在にも活かされています

宮崎「最初はプランナーとしてお客様の動きを知るためにいろいろな手法や武器をだんだん増やしていきました。それは、その後担当するデータ分析にも繋がっていきました。今はプロデューサーも兼務していますが、自分が近年やってきたことは、サービスを運営している人を支えるという意味では同じなんじゃないかなと思っています」

そしてもう1つは、入社直後の研修で学んだことです。入社後、2カ月程の新人研修がありました。その研修の中で、事業部の現場に取材に行き、誰がどんな仕事をしているのかを調べて発表するという課題があったのです。

宮崎「先輩に質問したり自分なりに調査したりして、プロジェクトチームをサッカーチームに例えた内容を発表しました。サッカーチームは攻めと守りのポジションがあり、プロジェクトのリーダー、プロデューサーは先頭を走って攻めてポイントを取るポジションと同じ役割だと発表したのですが、当時のプロデューサーから『プロデューサーはメンバーが一番パフォーマンスできるようにすることが仕事だ』と言われ、なるほどと思いました。入社してすぐのことでしたが、今もなお、自分の『支えるプロデューサー像』に繋がっています」

自らが見聞きしてきたこと、経験したことひとつひとつが蓄積され、今現在の自身を形取っているのです。

宮崎「いろいろな部門を経験して、今はイケメンシリーズのプロデューサーをやっています。はたから見たらさまざまな領域のいろんな部門に異動して一貫性がないように見えるかもしれません。だけど、それは捉え方次第だと思います。

最初に配属したコンテンツ部門ではもの作りの現場を知ることができました。そこから先は現場に近いところで事業の運営を支えるということをやってきていますが、仕組みを考える、作戦を考える、提案するという意味ではずっと同じことをやってきていると思っていて。全て繋がっているんです」

物事の表面だけに囚われず、その内面を深く見つめることで、宮崎は経験することの全てを自らの知恵としてきたのです。

3つの軸ーー苦労する方を選ぶ。本質を見つける。興味/探求心を持ち続ける。

▲3面モニターで快適なリモートワーク環境を構築

仕事を続けて行くなかで、葛藤することはもちろんありました。客観的に物事を見る力が必要なデータ分析とプロジェクトをまとめるプロデューサーとしての視点を持つ宮崎ですが、自分らしく働くために、常に3つのことを意識しています。

1つ目は、『選択肢があったら、苦労する方を選ぶ』こと。

宮崎「自分のなかでは、選択肢があったら、苦労する方を選ぶようにしています。チームや社員のみんなのためにもなって、自分のためにもなる、というのが一番のやりがいだと感じています。そのためなら苦労することも厭わないです。つらいときも正直ありますが、信頼している仲間のためになるように働くというのがモチベーションになっているので乗り越えられます」

2つ目はサイバードがVALUEとして掲げている「本質」を追及することです。問題や課題の本質は何なのかを理解することが大切。ですから、答えを出すべき問題を自分で設定するということにこだわっています。

宮崎「マネジメントもデータ分析も、答えを出さないといけない問いがあります。そしてその問いも自分で設定することが大事です。本質の問題解決に繋がるような答えを出すことで自分のためにもなるし、経験にもなって楽しいと感じています。

例えば、相談されたことは大喜利のようなものだと思っていて(笑)。質問そのものに答える必要はないのかもしれないと思い、何に困っているのかを掘り下げて聞いていくと、本当の問題が見えてくるんです。これのやり方を教えて、と言われるよりも、これに困っています、こうしたいんです、と言われる方が本当の答えが見えてきます。困っている人と常に同じ目線で考えたいと思っています

3つ目は常に興味や知識を幅広く持つことです。問題解決のためには、自身の中で沢山の知識の引き出しを持っておくことが必要。そのために、常日頃からアンテナを張って、いろいろな情報を手に入れておくようにしています。

宮崎「物事の裏側を覗くのが好きなんです。お店に入っても厨房はどうなっているんだろうとか、倉庫はどうなっているんだろう、とか(笑)。目に入るもの全てに対して仮説を立てて考えてみる、みたいな感じです」

飽くなき向上心をもって目指すのは、1つでも多くの橋渡しをしていくこと

▲音声コンテンツを聞いて情報収集しながらの散歩が日課

未来を語るときに宮崎からまず出てくるのは、『全然足りない』という言葉です。

宮崎「もっと自分のスキルを伸ばして増やしていきたいです。まだ全然足りないです。この業界やこの職種はゴールがありませんから」

それから、自分が学んできたことや経験してきたことを他者にも伝えていくこと、会社の財産として蓄積していくことにも更に力を入れていきたいと考えています。

宮崎「なるべく自分が持っているものを渡す、外に出すということは、分析に限らずやっていきたいなと思っています。新卒研修だったり、社内の勉強会等の講師を頼まれることも多いのですが、講師役を引き受けているのは、そういった意味もあります」

そんな宮崎が目指すのは『翻訳者』として、より多くの橋渡しをしていくことです。

宮崎「自分の役割ってイメージとしては、サービスを作る側と使う側の橋渡しをすることかなって。翻訳者みたいな感じかもしれません。学生のときに聞いた話の『境界線に立っている人』が思い起こされるのですが、使うだけ、作るだけがわかるのではなく、両方分かるのが面白い。需要が分かっていて、供給の事情も分かっているから、そこを繋ぐみたいな。そういうことがもっともっと幅広く出来るようになればもっともっと楽しいと思ってます」

自分だからこそできる会社への貢献の形がある。気分のやる気ではなく、やるべき理由という意味でのやる気はなくならないと思っている。だからこそ、自らの仕事にやりがいを持ち、最大限にパフォーマンスできる自分でありたいと思うのです。

宮崎「これまでサイバードで17年間やってきましたが、よし!ながーく居よう!という意気込みは実はなくて(笑)。最初に配属されたチームのメンバーが退職していったときに自分もいつでも転職できるようになろうと思ったくらいです。だけど、実際は日々やることがたくさんあって、それをやっていたらできることが増えてきていて。できることが増えたらやれる仕事も増えてきて。やりたいことをやっていたら気づいたら17年です(笑)。いろいろな経験したことって、全部が価値あることだと思ってますし、いろんな人が期待してくれているんだ、それに応えようと思って今までも、そしてこれからもやっていきます」

自分自身が成長することが、より多くの仲間を支え更なる飛躍の助力になることを信じて、
宮崎はこれからも本質を追求し学び続けていきます。

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