好きや憧れで終わらせない――熱量を武器に、実現したい世界の創造を目指す

コンテンツプランナー

2020年、新卒でサイバードへ入社した桝本彩乃。コロナ禍で、想像とは違った社会人スタートになりましたが、入社からわずか2年で同期のメンバーと共に新サービスを立ち上げました。現在は、生みだした新サービスの拡大に向け、精力的に仕事に取り組んでいます。そんな桝本が、新サービスを通して実現したい世界について語ります。

想いを行動にうつし、興味をもったことはとことん追求する

▲「OKIMOCHI」のプランナーを務める桝本 彩乃

中学生の頃から、二次元のコンテンツをはじめとしたエンタテインメントコンテンツから活力をもらってきた桝本。その“好きな気持ち”を燃料に行動し、さまざまな経験をしてきました。

桝本「昔から好きなものにはかなりの情熱を注ぐのですが、私はその中でも“好きなものになりたい”、“私もそうなりたい”と思うタイプなんです。例えば、好きな漫画の登場人物がハッカーだったことで、プログラミングを学び始めたり、好きなサービスの制作現場をどうしても知りたくて、運営会社のインターンに応募したり。好きでいるだけではなく、 “そっち側に行きたい“という想いで、行動してきました」

結果、学び始めたプログラミングでは、最終的にプログラミングスクールの講師を務めることになり、そこで出会った仲間たちとゲームを制作してコミックマーケットに出展したり。インターンにおいても、桝本の熱意が伝わり、募集のなかった部門での採用が決まったりと、桝本の“好きや憧れで終わらせない熱量と行動力”が周囲へ伝播し、実現することになります。

桝本「就職活動においても、大好きなものを提供できる側になりたい、享受するだけではいたくない、と最初から業界を絞って活動していました。アルバイト代をつぎ込んで、ライブや舞台に行っていた、あの頃の幸せが今の自分を作っていると思ったので、観客だけでいる人生は嫌だったんです」

それに加えて、ゼロからイチを生み出すことへの強い憧れがあり、20代でIPやサービスを創りたいと思っていたので、若手から挑戦できる環境を求めていたところ、サイバードと出会ったのです。

桝本「サイバードは、当時運営していたWebメディアをきっかけに知ったのですが、事業の幅が広く、若手でも挑戦できる環境や風土があると感じ、ここなら何かやらせてもらえそう!と思ったので、選考へ進みました」

「やりたいことは何か」自分に向き合ってきたからこそ掴めたチャンス

▲プログラミングスクールで講師を務めていた時の一コマ

その後、2020年4月、新卒でサイバードへ入社。新型コロナウイルスの感染が広がる中、リモートワークで社会人をスタートさせた桝本ですが、入社後の大きなギャップはなかったと言います。

桝本「感染状況が芳しくない中で通勤がないというのは大きなメリットでした。仕事においては、既存サービスの運営から始まりましたが、上司のフォローも手厚く、すぐに任せてもらえたものも多かったので、不安や不満はなかったです」

これまでに経験をしたことがない環境の中でスタートを切りながら、任された仕事も順調に進め、社会人1年目を乗り越えた桝本。そんな桝本に、入社2年目を迎えた2021年、やりたいことを実現させるチャンスが訪れました。当時、新規事業創出の取組みの一つとして実施されていた企画コンペティション「CYBIRD Challenge!(通称「Cチャレ!」)」に、コアファン向けのサービスを応募することになったのです。

桝本「Cチャレ!で、コアファン向けサービスの企画案の募集があり、同期のメンバーとも“自分たちはコアファンだよね”という話をしていて、企画を考えて応募することにしました。それぞれが大好きな作品やキャラクターがいて、私自身は原作のないオリジナルアニメにはまってしまい、『お布施』する先がなくこの気持ちをどうしたらいいか、とモヤモヤしていましたし、同期のメンバーは、大好きなキャラクターが作中で亡くなってしまってとても悲しい思いをしていて。そこから、好きなモノやコトへの気持ちをお金に換えて渡すことができないか、というアイデアが生まれました」

そのアイデアを元に、企画を詰め、具体的なサービスの形をCチャレ!に応募したところ、見事道が拓け、サービス化に向けて進められることになりました。

桝本「あの時、アイデアをCチャレ!に持ち込めたのは、やりたいことや、己の欲求に普段から向き合ってきたからこそ。1年目の頃から、サイバードはやりたいことができる場所だな、ということは感じていたのですが、やるためにはタイミングやチャンスを逃さないことが何より大事だなと改めて思いました」

新サービス「OKIMOCHI」で実現したい世界

▲現在の趣味の一部。これまでもたくさんのエンタテインメントコンテンツに支えられてきた。

こうして立ち上がった新サービスは、先輩社員の協力のもと、桝本自ら開発も進めながら、手軽に「キモチ」を贈ることができるサービス「OKIMOCHI」として誕生しました。贈り先は「作品」の登場キャラクターや、原作者、版元など、その「作品」に携わるすべての人で、サイト内で購入できるギフトやメッセージ機能を使って、「作品」に対する愛情や感謝、好きという「キモチ」を贈ることができます。作品に対する強い想いをもっている桝本ならではのサービスが形作られました。

桝本「自分自身がエンタテインメントからたくさんのパワーをもらってきたので、ゼロからイチを創り出すクリエイターの方々への尊敬の念がとても強いんです。エンタテインメントコンテンツは、本当にたくさんの人が関わり制作されていて、その人たちすべてにファンの気持ちを届けたい、私自身ももらったものをお返ししたい、そんな想いをもってこのサービスの拡大に挑戦しています」

サービスを生み出し、世の中に届けていくことは決して楽な道のりではありません。それでも果敢に前を向いて進んでいけるのは、桝本が信じる「エンタテインメントのファンの力」があるからです。

桝本「私をはじめ、エンタテインメントのファンの力ってすごいと思っていて、有り余っている熱量があると思うんです。そういうものが作り手、クリエイターに届くように、それを届けるサービスに成長させたいと考えています。ファンのIPに対する気持ちを、このOKIMOCHIが架け橋として届け、最終的には、IPを制作する人、好きな人、関わるすべての人が全員ハッピーになって欲しいと願っています」

制作に関わる人が多い分、サービスの拡大にはたくさんのハードルがありますが、持ち前の熱量と行動力で、たくさんの人がHAPPYになる世界を目指します。

大きな夢に向かって挑戦を続けたい

▲同期と作り上げた社内のクリスマスイベントで。同期の存在は桝本を強く支えている。

“コアファン向けのIPを応援する”という明確なビジョンをもち、IPに関わることであればなんでもやっていきたい、と意欲的な桝本。最終的には、自らがIPを創り出すという大きな夢があります。

桝本「特に若い女性向けのIPを考えています。自分が生みだしたIPから生まれる熱狂をどうしても見てみたい、という気持ちがあるので、やりたいという気持ちは切らさずに持っていたいです」

こうした夢の実現を目指す上で、挑戦に寛容である環境や風土はとても大事だと言います。

桝本「サイバードにはこれからも挑戦に寛容な会社であり続けてほしいと思っています。新しいことに挑戦しないと拓けない道がありますし、新しく挑戦することに対して背中をおしてくれるような、そんな会社であってほしいです」

また、サイバードに入社する新しい仲間に対しても、想いをもっています。

桝本「新しいことに挑戦したい人や確固たるやりたいことがある人はもちろん、誰かの“やりたい”に熱量高く向き合っていける人にJOINして欲しいです。楽しく働きたいと思っていて、自己実現の手段として仕事があるという考えの人と一緒に働きたいですね。そういった人を迎える地盤が、サイバードにはあると思います」

熱量を武器に挑戦を続けてきた桝本。これからもその熱を周囲に伝播させながら、夢の実現に向けて走り続けます。

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