非エンジニア職の新卒に研修で技術とは何かを伝えるにはどうしたらいいか

初めに

CYBIRDエンジニア Advent Calendar19日目の@cy-kenta-takahashiです。
新卒3年目でiOSアプリ開発をやる傍ら、採用や研修、インターン受け入れを担当するなど、人事業務にも少し首突っ込んでます。
技術面ではiOSの他にも音声UIやUnity、kotlinとか満遍なく触り始めてます。

最近はどうぶつさんたちのおねがいを聞いたり、どうぶつさんたちを積み重ねて戦うアプリにハマってます。
来年1月にはPS4でどうぶつさんたち(?)を狩るのに忙しくなりそうです。
どうぶつさんたち大集合だワイワイですね。

18日目は@cy-katsuhiro-miuraさんのIPアドレスで打線組んでみたでした。
長打力ピカイチの彼には、よくお世話になりました。
ベビーシッターなら、いつでもお任せ下さい!(いつも遊ばせていただきありがとうございます!)


内容について

今回は私が担当した新卒技術研修についてです。
タイトルの通り、非エンジニア職の新卒に技術とは何かを伝えるため、意識した点や研修内容、課題や反省点を担当者視点で書いていこうと思います。
ソースコードとか出てこないので、非エンジニア職の方も気軽に見て行ってください。
逆にエンジニアの人は読むの苦痛かもしれませんが、お付き合いください。


検討したこと

まず始めに非エンジニア職に向けた研修のゴールとして下記を掲げました。

  • 技術領域において、最低限の知識を習得すること。
  • エンジニア視点で業務の無駄を削減する意識を持つこと。
  • 日々の情報収集を癖付ること。

やはりIT業界で働く以上、最低限のITリテラシーを持っておかないと、エンジニアへ仕事を依頼するときに「誰にどう依頼していいか分からない」といった状態に陥りやすいと思います。
なので今回は、このゴールを達成する手段として、4つの軸から研修を検討することにしました。

  1. 教科書研修
  2. スポット研修(講義形式)
  3. 仕事紹介
  4. 朝会スピーチ

見ていただけると分かる通り、今回は「プログラミングをして何かを作る」という研修をあえて省くようにしました。(一部ちょこっとありますが)
理由としては2週間という短い期間の中で中途半端にプログラミングをしてしまうと、逆に理解が追いつかず、苦手意識を持ってしまう新卒が多くなってしまうという懸念があったためです。
ゴールと大まかな研修の軸が固まったところで、実際に研修で行ったことをザッと簡単に紹介したいと思います。


1.教科書研修

  • 基本自習形式
  • ITパスポートの取得を目指す

教科書研修では最低限のIT知識を身に付けてもらうため、「ITパスポート試験の合格」を第一の目標に自習をしてもらいました。
ちなみに参考書は平成29年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室 (情報処理技術者試験)を配布しました。
とても分かりやすく説明されているため、一から勉強する方にオススメです。
最終日には模擬試験を行い、実際自分たちがどのレベルまで資格の取得に近い状態なのかを意識してもらう機会を設けました。


2.スポット研修(講義形式)

  • 様々な分野に関する講義を開く
  • その講義内で新卒にも考え、体験してもらう形式を意識した

スポット研修では他のエンジニアの方々にご協力をいただき、約2時間の体験型講義を数多く開催出来ました。
内容について簡単に紹介したいと思います。(見にくい!)

  • 仕事を進める上での効率化
    • 検索技術
      • ggrksと言われないようgoogle検索で使える手法を伝授
    • 情報収集
      • 情報収集に適したサイトや記事を一括購読できるサイトの紹介
    • 業務効率化
      • マウスを使わなくても動かせるキーボードショートカットの紹介
    • Github
      • エンジニア以外も変更管理をするのは当たり前の時代
  • エンジニアの仕事理解
    • アルゴリズム
      • アルゴリズムの基礎を私生活に例えて紹介
    • プログラム初心者
      • 理解したアルゴリズムを実際に動かしてみる会
    • Unity
      • Unityでブロック崩しの制作を体験し、作る楽しさを知る
  • Excel
    • 基礎
      • 基本的な操作から、簡単な関数までを紹介
    • 応用
      • マクロを組み、日々の繰り返し業務の無駄を削減する意識を持つ
  • 仕事領域
    • プラットフォームレギュレーション
      • 各プラットフォームの規約を知り、企画段階から意識する
    • システムアーキテクチャ
      • 実際アプリがどのように動いているのかCYアプリをベースに説明
    • データ分析
      • データ分析とは何か、簡単な分析手法と合わせて紹介
    • UI/UX基礎
      • アプリの基本的なUI/UXを知り、画面仕様を固める体験
  • IT知識
    • セキュリティ
      • セキュリティとは何かを伝え、簡単なサイトを突破してもらい体験する
  • その他
    • プレゼン
      • プレゼン資料で意識することを学び、実際に資料作成、発表までを経験する

実際にエンジニア職以外でも「知っておいた方が良い知識」や「持っていた方が良いスキル」というものを身に付け、新卒の段階からいち早く現場で活躍出来るよう、研修を行うことが出来ました。
数多く開催出来たのもサイバードで働くエンジニアの皆さんが研修への協力を快く受けていただけたおかげですね!


3.仕事紹介

  • エンジニアにはどういった領域があるのか知る
  • 誰が何してるかをザックリと知る

仕事紹介ではサイバードで活躍する各エンジニアの領域について、どんなことをしている人たちなのか、というのを実際の業務の話を交えて紹介をし、「どういった内容を誰にお願いすればいいのか」という初歩的な疑問の解決を図りました。


4.朝会スピーチ

  • 日々の情報収集を癖付ける
  • 発表の場に慣れさせる

朝会スピーチでは「日常的に情報収集をする癖」を付けてもらうために、毎朝発表者を回しながら、ITに関する知識や情報について、1人5分ほど発表していただく機会を設けました。
研修の段階でプレゼンすることに慣れさせることで、配属後のプレゼンをする機会でも活きるのではないか、とも考えました。


振り返り

技術といっても様々な領域があるため、比較的非エンジニア職の方でも触れることが出来る分野に注力することで、技術について知る良い機会を与えることが出来ました。
新卒の時点からエンジニアとの壁をなくし、IT知識を身に付けた上で活発にコミュニケーションを取ることが、より良いサービスを作る上で大事かなと感じています。

今回の研修では短い期間ながらもエンジニア以外でも知っていたら得することも多く、実際の業務で役立てられる内容にまとめることが出来ました。
特にスポット研修では体験型を意識したおかげか、新卒の皆さんも楽しみながら学ぶことが出来たのではないかなと思います。

反面ITパスポートに関しては良くも悪くも自習形式だったため、資格の取得まで至らない、また目指さないという方々も多かったため、やり方を考え直さないといけません。
プランナー職では簡単なHTMLを触る部署もあるようなので、期間があればHTML, cssぐらいのプログラミングは触れる機会を設けた方が良かったですね。


まとめ

今回はメインで担当した技術研修について、ザッと書かせていただきました。
非エンジニア職の新卒に向けた技術研修ではゴールである下記3点に注力し、研修を行いました。

  • 技術領域において、最低限の知識を習得すること。
  • エンジニア視点で業務の無駄を削減する意識を持つこと。
  • 日々の情報収集を癖付ること。

いかに相手に苦手意識を感じさせずに、技術を知ってもらい、エンジニアとの壁をなくしてもらうか、が重要だなと感じました。

これから研修をするぞ!って方に少しでも参考になれば良いなと思います。
今となっては研修の様子を写真に収めておけば良かったと後悔しています。


最後に

サイバードでは入社される新卒の方々に合わせて研修を検討しているため、毎年同じという訳ではないです。
もしみなさんがされている非エンジニア職の新卒に向けた研修などあれば、是非ご紹介いただけると嬉しいです!

CYBIRD エンジニア Advent Calendar 明日は、@kanachaくんの「iOS・Androidアプリの自動ビルド環境を構築した話」です!
3年連続で僕の次の日を担当してもらっていますが、別に摺り合わせとかしてません!
同期の記事は毎年楽しみです。お楽しみに!