| 2002/07/03 |
講演者:堀 主知ロバート (株式会社サイバード 代表取締役社長) (株)ドコモ東北および(株)ドコモ東北各支店主催のドコモモバイルエクステージにおいて、 サイバード代表取締役、堀が、会場にお集まりいただいた法人ユーザーの皆様にお話した内容を抜粋してご報告致します。 |
![]() FOMAのイベントであるということで、皆様にFOMAの使い方を少しご紹介させていただきます。2つ目に、携帯電話を利用したビジネス事例を申し上げながら、こういったところにこんなビジネスモデル、こんなビジネスチャンスがあったんだよ、というお話をさせていただきます。そして、最後に、私どもがモバイルの中でどういうことをして、このモバイルインターネットはどのような方向を向いていくのかということをお話しさせていただきたいと思います。
まず、FOMAで何ができるかといいますと、ビデオが見られたり、写真が撮れたり、高速データ通信ができたりということがあります。いろいろなことがありすぎて、本当はどういうことを楽しめるのか、あまり皆さんの中で体感できていないのではないかということで、我々が思うFOMAのメリットについてお話しします。 私がインターネットに初めて接したのは1994年のことでした。そのころのパソコンでインターネットをすると非常に遅く、3ページぐらい見ていくとイライラしたものですが、今、皆さんの会社などでインターネットをすると速いです。まるで自分で雑誌のページをめくっているような速さで画面が切り替わります。 では、携帯電話はどうなのでしょう。私はすべてのiモードがすばらしいと思っていますが、501、502、503のあたりの電話とFOMAで同じページを繰ってみるという実験をしました。これは私のサイトではありませんが、ある写真ばかりのサイトを、うちの会社で、両手にFOMAと50シリーズを持たせて、ヨーイドンと繰っていくと、50シリーズで写真を1枚繰る間に、FOMAではなんと写真が6枚繰れるのです。これは一度ISDNやブロードバンド、ADSL、ないしは光ファイバーを使ったインターネットを体験した人がダイヤルアップのパソコンを使うとものすごくイライラすることと一緒で、一度FOMAを体験してしまった人は二度と50シリーズには戻れないというぐらい快適な環境がFOMAでは提供されています。ただし、まだ、世の中に、そんなにたくさんの映像コンテンツがあるわけではないし、すべての場合において、今の時点で必ずしもFOMAが100点だということではないと思っています。 では、コンテンツをやっているサイバードはどういうことを考えているかといいますと、今、私どもが一番力を入れているのは、「プリネット」という写真転送サービスです。白黒の端末の時代にプリクラで撮った写真を携帯で見られるような仕組みを作ったのが始まりで、昨年12月にYahoo!フォトとの提携を経て、デジカメで撮った写真を携帯電話で自分が撮った写真をガンガン見られるというサービスを提供しています。実は私の両親は私のこのモバイルビジネスを一向に理解してくれなかったのですが、この「プリネット」を使って昨年誕生した初孫、つまり私のかわいい息子の祐希を彼らの携帯電話の待受画面に設定できると知った途端、大変喜んで「プリネット」のユーザーとして登録したということがありました。そして優良なユーザーとして、今でもサイバードに毎月300円を払い続けてくれているのです。 その後、今年の4月ですが、コダックさんと提携しまして、デジカメではなく、使い捨てカメラや普通のカメラで撮ったアナログ写真をコダックの取扱現像店に持っていって、ご自分の携帯のメールアドレスを書いていただくと、プリントが出来上がるよりも先に携帯電話で写真を見ることができるというサービスの計画を進めています。私の両親同様、今まで携帯電話のコンテンツと関係なかった人たちでさえ、自分にぴったりくるサービスがあれば、どんどん使っていただけると私どもは非常に期待しています。今、一部の経済アナリストやエコノミストの人たちが、携帯電話の端末は飽和してきた、コンテンツ市場も飽和してきたと言っていますが、とんでもないことだと思います。今携帯電話を使っていない人たちにも使っていただけるサービスはまだまだあります。 例えば写真を見るときに、501や502の白黒端末よりも、当然カラーの方が写真はきれいに見えるからいいに決まっているわけです。同じように、1枚の写真を見るのに10秒かかる携帯を使っているよりも、1枚の写真が0.5秒で見られてしまう携帯電話の方が使い勝手はいいわけです。僕はまだFOMAで映像まで見ようという時代ではないのかもしれないと思っていますが、写真をたった1枚見るときにも大きなメリットがあるわけです。ですから、そういうところでFOMAをぜひ皆さんにお使いいただきたいということを、今日は発表させていただこうと思った次第です。 |
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